ギターに響く近代 第十回:世界そのものが輝く時
前回の第九回では、和声場の成立から展開とその解体期直前までの流れを主に見てきましたが、この第十回では、近代音楽が自力で、ほとんど全くの更地から音楽という場を創っていった、その全体、全過程の意味を最後に少し考えておきたいと思います。
というのも、われわれにとって「近代」が何か大きな意味を持つとすれば、それはこのような近代音楽の場というものと内的に連関しているのではないか、と考えるからです。
わたしたちが現実に共有する近代音楽というものの確たる存在を通して、〈近代〉の意味を哲学的に考えようとする、そんなわたしの試みに、少しでも多くの方がご関心をお持ち下されば誠に幸いです。
講座動画:
ギターに響く近代 第十回:世界そのものが輝く時(その1)
ギターに響く近代 第十回:世界そのものが輝く時(その2)
ギターに響く近代 第十回:世界そのものが輝く時(その3)
副教材動画(曲と解説):
10-1 J. S. Bach: Sarabande (Lute Suite No. 2), Sarabande (Cello Suite No. 6).
10-2 F. Sor: Etude Op. 31-23, F. Sor: Etude Op. 31-24 and F. Sor: Etude Op. 31-13.
テキスト(PDF):資料ダウンロード
キーワードと楽譜(PDF):資料ダウンロード
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