ギターに響く近代 第七回:メヌエットからワルツへ
第七回は「メヌエットからワルツへ」というテーマで、ソルが生きた時代の少し前にフランス宮廷を中心に大流行したメヌエット、ソルの人生の後半期に流行が始まり、ついにはウィーンを中心に宮廷から庶民にまで浸透したワルツについて、その音楽形式の特徴や系譜なども含めてお話しします。
ここではまた、田舎の踊りと宮廷の踊りの交流、ガリアルドが好きだったエリザベス女王、自らバレエを踊りダンスを好んだルイ十四世など、ヨーロッパの君主たちが概して踊ることを好んだのに比して、徳川将軍たちが誰一人踊らなかったのはなぜなのか、といういささか奇想天外な問いまでも含めて、〈踊り〉が果たした社会的機能や役割とその形式の変遷、そしてその意味についても考えてみたいと思います。
講座動画:
ギターに響く近代 第七回:メヌエットからワルツへ(その1)
ギターに響く近代 第七回:メヌエットからワルツへ(その2)
ギターに響く近代 第七回:メヌエットからワルツへ(その3)
副教材動画(曲と解説):
7-1 Robert de Visée: Menuet 1 & 2, Jean-Philippe Rameau: Menuet 1 & 2.
7-2 J. S. Bach: Menuet BWV Anh. 114 & 115, J. S. Bach: Menuet BWV Anh. 132.
7-3 F. Sor: Menuet G Major Op. 11-1 & G Minor Op. 11-2, D Major Op. 11-5 and
A Major Op.11-6.
7-4 F. Sor: Valse E Major Op. 32-2, F. Sor: Valse G Major Op. 8-2 and
F. Sor: Valse D Major Op. 23-1.
7-5 F. Sor: Etude Op. 35-14, F. Sor: Etude Op. 35-16.
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キーワードと楽譜(PDF):資料ダウンロード
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