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電通大の宇宙研究
電通大では、実に多様な宇宙研究が行われてきました。思いつくままに挙げてゆきますと、芳野研での宇宙電波の受信。菅平での観測がおもですが、調布キャンパスで西2号棟と西1号棟のあいだの芝生に10mの十字架のがおかれ、二つの建物が望遠鏡の鏡体で木星がその芝生から見えるときだけ受信される木星電波の研究は、木星軌道の6分の1に広がったナトリウムやボイジャーが発見したSO2を噴火する木星の衛星のイオの火山の発見とともに、当時の学生の関心を呼んでいたました。
小菅研での宇宙通信関連の法律、宇宙法の研究。
梶谷研での物の長さの精密・正確な測定法。
一見宇宙とは関係ないようですが、天文台へ行くと、宇宙の大きさを測るための最初の基準になるのがこの研究で、梶谷せんせいの評価は天文台では非常にたかいのです。
一般教養の化学の星間分子・星間塵のシミュレイション実験・柳沢研での月・惑星への衝突実験を含む研究。
これらの中には、1960年代から始まったものもあり、また最近開始されたものもありますが。展示されているのは黎明期のやや後に入る星間塵の研究です。
。研究内容は今後さらに広がってゆくでしょう。
20世紀後半からの時代の科学技術の特徴を機器分析の時代としましたが、もう一つの特徴に研究対象の拡大があります。 それ以前の科学が主に地球全体を、研究対象にしていたのに対し科学の対象を宇宙に広げたといえるでしょう。その意味でも電通大において宇宙研究が多方面的に広がっていることはよろこばしいことだと思えるのです。
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