由紀レポート
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    深沢由紀

    9. Caye Caulker/10月7日(土)

     荷物を持って歩くのがいやだったので、タクシーで飛行場に行き、そこに大きな荷物をおいてから朝市を身にいった。お店には売ってなかった野菜や果物類がたくさん並んでいて、町の人々が大勢買いにきていた。みやげ物はあまりなかった。9時半ころ小さな飛行機が来て、それに乗り込んだ。思ったよりもきれいな飛行機だったので少し安心した。それでも、小さい飛行機というのは落ち易い気がして、離陸の時には少し緊張していた。長距離を飛ぶわけではないので、高度をあげないで飛んでいて、窓から下の景色がよく見えた。Cayeを船からみるのと飛行機から見るのではまったく違っていた。海の色はエメラルドグリーンで、Cayeのまわりだけ薄い緑になっていた。Belize Cityには1時間程度でついて、そこから飛行機を乗り換えて15分でCaye Caulkerに着いた。


     飛行場からホテルがあるところまでそれほど遠くはないので、歩いていくことにした。途中ドイツ人の男性に会い、彼の泊まっているホテルを紹介してもらった。ガイドに載っていたTropical Paradise Hotelだった。一番よいホテルだが、35B$と安かった。お昼はそこのレストランでスープとハンバーガーのようなものを食べた。スープが具だくさんでそれだけでおなかがいっぱいになってしまった。やはりリゾートだけあって、メニューは豊富だし、観光客もたくさんいた。明日たたなければいけないので、時間を有効に使うためにランチの後すぐに水着を着て、外をぶらぶら歩いた。ここはリゾートといってもとても狭いので、マリンスポーツかなにかをしないと退屈なところである。それで、これから出発するという船を見つけたので、そのシュノーケリングツアーに参加することにした。

     その日もあまり天気がよくなく、しかも風が強かった。船には私たちの他に、ドイツ人とアメリカ人の男性が乗っていた。3つのシュノーケリングポイントをまわるというツアーで、運が良ければ鮫もみられるらしい。昨日と同様私は救命具をつけて泳いだ。父親も私のまねをして救命具をつけた。波があったので、そのほうが安心だった。最初のポイントは浅くて、気をつけないと珊瑚でけがをしそうだった。私はビキニの水着だったので、体を傷つけないように珊瑚を避けて泳いだ。私たちをひとりのおじさんがリードして、きれいな場所へつれていってくれた。このおじさんもやはり泳ぎが上手だった。2つめのポイントは最初のよりも波が高く、思うように動きがとれなかった。救命具をつけているからいいようなものの、なにもつけていなかったら溺れてしまいそうだった。シュノーケリングには最悪のコンディションだったけれども、波にゆられて泳ぐのもまた楽しかった。

    (父親は恐かったようだけど)リードをしてくれたおじさんが紫色の珊瑚の根元にある貝を拾って私にくれた。この貝は色がかわらないということで珍しいらしい。貝をもらったのはうれしかったがこのおじさんは少々慣れ慣れしかったので嫌だなと思った。海の中にいるときはそうでもないけれど、海から船にあがるとすごく寒かった。トロピカルフルーツのカクテルをくれたので少し温まったが、それでも寒かったので私と父は甲板の下の風の来ないところに潜っていた。3つめのポイントで、ドイツ人の男性が大きな魚を見たと言って興奮していた。結局私は小さい魚をたくさん見ただけでおわってしまった。帰途、3人の男性はダイビングの話をしていて、私はそれを聞いていた。ドイツ人の男性はかなり深いところまで潜った経験があるらしい。アメリカ人のうちの一人はサンフランシスコから来た人で、耳たぶに大きな穴が開いていて、竹が通してあった。どうやってそんな大きな穴を開けたのか尋ねたら、だんだんイヤリングの棒の部分を太くしていくと穴も大きくなっていくそうだ。彼はマヤの先住民の習慣をまねしたといっていたが、そんな穴があいている人は見たことがなかった。

     ホテルへ戻る途中みやげ物屋でポストカードを10枚買った。これまで日本の友達にほとんど手紙を書いていなかったので、まとめて出そうと思った。夕食もホテルのレストランでとった。またロブスターとMai Taiというカクテルをのんだ。疲れていたからか、アルコールがすぐにまわって眠くなってしまった。



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