マヤ神殿
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    マヤ文献

    CD−ROM
    『マヤ神殿とその壁面装飾』
  • 第1巻(プウク篇)
  • 第2巻(ベリーズ篇)
  • 第3巻(ペテン篇)

  • 遺構A3/アルトゥン・ハー遺跡(A3/ Altun Ha Ruins)


    発掘の結果、2つの建築上の時期区分が認められた。しかし、他の神殿と同様に、古い時期に関しては、現在の神殿の下にもぐっているために詳しい情報は得られていない。2時期目にも部分的な改修が何度も加えられ、上段の基壇も徐々に高められた痕跡がある。3つの基壇より構成され、29メートルの幅、24メートルの奥行をもつ。残りのよいところで広場から9.5メートルの高さがある。2期目の階段を支える土台の部分から直径50センチほどの石灰岩製の円形の彫刻が出土している(図5)。王らしき人物が台座に座り、手を胸に当てて、目下の人物に語りかけている場面が刻まれている。

    現在中央の階段脇に認められる漆喰のレリーフは、この2時期目に作られたと考えられる(図6)。しかしながら、その後の改修の過程でさらに広場に向かって張り出した壁によって覆われ、露出していた時期は限られていた。この太陽神を表したと考えられるマスクは遺構A8のものとよく似ている。しかし損傷が激しく、耳飾りと顔の下半分がかろうじて見て取れる。

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