ステラは、埋葬マウンドと呼ばれる建造物の正面に見られる。ここからは5名の幼児骨が出土している。ステラは、ラマナイをかつて支配した王の姿を刻んだものである。羽根でできた頭飾り、翡翠玉を表現したと考えられる首飾り、腕飾りなどが描かれている。両方の腕は組まれ、手前に差し出された左手の上には権威の象徴である鹿の頭が見える。 球技場は9世紀、すなわち古典期にあたる建築である。規模としては小型であり、球技場そのものの両端には、建物がなく解放されている。中央には、マヤの球技場特有の巨大な石の円盤があり、その下を調査したところ、9.7CCの水銀の上に置かれたミニチュアの土器、翡翠や貝の装飾品などが納められた蓋付きの容器が発見された。水銀は、ホンジュラス方面よりもたらされたと考えられ、コパン遺跡との関係が示唆される。 |