Altun Ha サンタ・リタ・コロサル

遺構解説(遺構7: サンタ・リタ・コロサルの神殿)

 サンタ・リタ・コロサルは広範囲に広がる都市遺跡である。中でも北中部地域では、遺跡で最大のピラミッド構造が見られる。とはいえ、高さはわずか15メートルほどである。基部に残る盗掘溝の清掃により、先古典期後期(原古典期)から後古典期にいたる利用が認められている。今日目にすることができる建物は、古典期前期頃にあたる。頂上部には、縦に3つ並んだ部屋があり、中央の部屋の床下からは女性の墓が発見された。また時期的にはややずれるが、手前の部屋の床下からは、支配者と思われる男性の墓も見つかっている。多数の土器のほか、とくに男性の墓では、翡翠や貝の装飾品、エイの棘、ウミギク貝、などが出土し、土器の一部には碑文も記されていた。


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