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ニューリバー
コロサル湾に流れ込むニューリバー川は、その源をオレンジ・オーク地区の密林深くにもつ。オレンジ・オークの町の近くから、ボートをチャーターし、幾重にも蛇行した川をさかのぼる。
なだらかな起伏となって目に入る。しかしこうしたマウンドのほとんどは未調査のままである。
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養蜂箱を運ぶ住民たち 途中、養蜂箱をカヌーで運ぶ現地の人に逢う。
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ニューリバー湖からラマナイ遺跡を望む
ラマナイ遺跡は、調査や修復が進んでいるとはいえ、まだまだ手つかずの建物が多い。長い年月の間、木々に覆われてしまった神殿群は、遺跡か林の一部か、遠目では判断できない。
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遺構N10-9(ジャガーの神殿)
遺構N10-9(ジャガーの神殿)には、様々な時期の神殿が折り重なっている。調査によると、おそらく6世紀、すなわち古典期前期の後半には最初の神殿が建てられたと考えられている。高さは19メートルほどであった。
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ジャガーの神像(遺構N10-9基壇正面左) このジャガーの神像は、最も古い時期にあたる建物の外壁を飾っていたと考えられる。どちらかというと、神、あるいは人間的な表現が多い壁面レリーフの中で、かなり動物の特徴を全面に出した表現である。
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遺構N10-43(神殿) ラマナイ遺跡最大の神殿である。高さは33メートルもある。この建物も長期間わたって利用されていたようで、古くは先古典期にあたる前100年頃にまでさかのぼる。
この時期、神殿は、現在目にするような高さをすでに誇っていた。正面には階段が3つあり、中央のものが幅がもっとも広かった。基壇の下部に目をやると、階段間に神のマスクが飾られていることに気付く。
3つの階段は頂上部まで続き、最上段の左右には、向かい合った部屋が見られた。ここからは先古典期に分類される土器が出土している。
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遺構N10-43(神殿) 南正面基檀に見られる神のマスク。
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遺構N9-56 他の建物と同様に、長期にわたる利用が認められる。高さは4.2メートルほどのさほど高くない建造物であるが、幸運なことに、壁面を飾るマスクがほぼ完全な形で残っている。時期的には5、6世紀、すなわち古典期前期頃にあたる。
正面階段の前面では、墓も発見されている。古典期の建物で埋まっている建物の床面を利用した墓である。床面で木を焼いた後、死体をその上に安置し、多数の副葬品を添えながら、周囲を石壁で囲んでいった。屋根には木や布をかけ、その上から石や漆喰を重ねていくという珍しい構造であった。後500年頃と考えられている。
埋もれている建造物は、もっと古く、先古典期にさかのぼるようだ。実際この神殿の北側上段のトンネル発掘では、前100年頃にあたる漆喰のマスクが発見されている。セロス遺跡のものとよく似ているという。
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遺構N9-56。漆喰のマスク マスクは中央の階段の脇にあった。上段にもマスクはあったが、後の時期の建築活動によって破壊されている。下段のマスクについては、時間の関係で南側のものしか調査されていない。このマスクの頭飾りにはワニらしき特徴が見られる。時期的には 5、6世紀、すなわち古典期前期頃にあたる。
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広場N10-3周辺の構造物 広場N10-3周辺の遺構は、エリート達の住居であったとも考えられる。時期的には古典期から後古典期にかけての9世紀頃から11、あるいは12世紀頃に利用されたものと考えられる。
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球技場 この球技場は9世紀、すなわち古典期にあたる建築である。規模としては小型であり、球技場そのものの両端には、建物がなく解放されている。
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