広々としたラブナーの遺跡には、大宮殿と呼ばれる建築群とミラドールと呼ばれるピラ ミッド神殿を中心とした建築群とがある。その二つの区域を結んでいるのがサクベと呼 ぶ古代マヤ以来の舗装された古道である。木立の中にも所々に手付かずのマウンドが見 られ、最盛期のラブナーがかなり大規模な神殿都市を形成していたことが察せられる。 途中、木立の中にはかなりリアルな人の頭像や男根の象徴らしき石彫も見えた。 このラブナーは、シュラパックと並んで比較的純粋にマヤ様式を持続しているものとさ れているが、それもこの神殿都市がトルテカの侵入時には、既に完全に住民から放棄さ れていたからだと推定されている。
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